:逆から考えると物事はとたんに楽しくなる。

ここ数日、会話のネタに困ったら必ず言うことがある。
「もし、このまま小沢民主党幹事長が逮捕されなかったら」
そうすると、大抵(ほぼ全員)が「そんな事はあり得ない」と言う。これは、今の報道からは真っ向から逆。そう言う発想に至らせないほどの報道。「秘書が逮捕されたんだから、小沢が悪い」という風になってしまっている。逮捕されれば、逮捕された人が必ず悪い。逮捕されるような事をしたからだ。となる。でも、逮捕されたとしても嫌疑不十分で、釈放と言うことがあるではないか。起訴されたとしても、裁判で無罪となれば、その人は悪くない。それが法律。その法律に従ってやっているのであれば、逮捕=悪い人では絶対ないのだ。
別に小沢民主党幹事長を養護する気は全くない。でも、論調があまりにも「小沢=悪」と言う風になり過ぎてるのが怖い。
さて、最初の話に戻ろう。
「もし、このまま小沢民主党幹事長が逮捕されなかったら」
これは、エラいことになる。簡単に想像できるだけでも

・小沢にさからえる人がいなくなる
自民党がさらに弱体化する。
民主党、独裁政治が始まる。
・官僚組織が破壊される。

となる。特捜部が弱くなるのは言うまでもない。
特捜部からすれば、小沢は、田中角栄から続く最後の弟子。小沢逮捕となれば、現在の政治家の面々を見る限り、小沢のような政治家はしばらく出てこないだろう。特捜部にとっては最後のボス。世界平和を守るため、やっつけるべきラスボス。サチコもでかかったけど、存在の大きさから言うと、小沢がラスボス。
以上の理由によって特捜部は「逮捕できませんでした」は絶対許されない。

特捜部最後の戦いと言っても過言ではない。

そう、最後の戦い。

日本史上、権力抗争というのはよく起こる。大化の改新は、天皇家の存在を絶対のものにした。応仁の乱は双方が負け、京がメチャクチャになって現在の日本の元祖となった。明治維新は血は流れたが、日本の国土は大きくは崩れなかった。いずれにしても今までの権力が破れて新しい時代のきっかけとなった。今回の権力者は、小沢でもあり特捜部(警察)でもある。警察が勝てば日本は政局ばかりの選挙が行われ、小沢が勝てば、亀井の耳打によって天皇陛下が京都に帰ってくるかもしれない。

とにかく、ウン百年後に日本が存在すれば、歴史で必ず出てくる、試験問題で必ず出てくるネタ。そのクラスの事件が今目の前で繰り広げられていると思った方が良いだろう。

ありえないだと?そんなことがあるものか。
あり得なかったことが起こるということが、新しい時代がきたってことじゃないか。