:GM破綻 = ハイブリット車の破綻

もし、アメリカがGMを連邦倒産法11条にでも適用したときには、トヨタもホンダも危なくなる。それは部品の調達ができないという理由もあるだろうが、別の視点から行くと「アメリカが電気自動車に一気になだれ込む」可能性が見えてるからだ。アメリカでは電気自動車への社会的インフラ基盤が意外とできている。そうなると、電気自動車の普及は思ってるよりも早くやってくる可能性がある。ハイブリッドで争っている日本は技術孤島となってしまう可能性がある。携帯分野と同じような状況に陥る。1つ違うのは自動車業界は輸出が無くなれば体質的に維持ができない。
アメリカの唯一の目の上のたんこぶは、Panasonic三洋電機だ。合併が遅れてるのもアメリカで独占禁止法関連の書類が通らないからだ。電気自動車の世の中になれば、リチウムイオン電池は最重要パーツとなる。そんな技術を日本に握られてはアメリカは面白くない。目の上のたんこぶをどうにかして取り去ってしまいたいのではないか?かつてのTRONのように。
しかし、GMが破綻したとき、アメリカは次が見えている。次が見えてないままで大海に放り出される日本の自動車業界に未来はあるのか?