:徐々に問題になるBTとGPS

iPhone OS 3.0が発表。今年の夏リリース。OSのバージョンアップってこういうもんだ!と思える久しぶりのリリース。あんな機能やこんな機能が搭載されて、ビジネス向けもパーソナル向け(ゲーム)も全方位という印象。GoogleのCEOがAppleの取締役会に居るけど、今回のiPhoneのビジネスモデルのアップデートを見ると、その辺の調整役として動いたと思える。なにもかもがものすごくスムーズ。iMacで復活、iPodで成功したAppleは、まだまだでかくなる要素がてんこもり。と言った印象だ。クマデジタルさんが書かれてた「流通形態の中枢にガッチリ食い込む」のを思いながら見ると、今回の発表内容は面白い。アプリから追加のコンテンツを変えるという事は、毎週ジャンプやマガジンをコンビニに買いに行くことなく、「週刊少年ジャンプ」というアプリの入ったiPhoneが「ジャンプ最新号出たよ」と通知をして、ユーザが「そうかそうか、じゃ買うか」という行動パターンになる。人気のある作家なら作家別アプリをつくって、通知をするなんて事もできる。CDの居場所をHDDにしたように、本もHDDに居場所を求めている。間違いなく、本は視野に入っている。
今の「iPhone everybody」キャンペーンに手を出すのは、GPSもBTもマイクも付いてiPhone OS 3.0が手に入ることを考えると良いかもしれない。ハードの変化で進化をするよりもソフトウエアの変化で進化するiPhone、恐るべし。