:橋下知事が偉い理由

橋下知事ふるさと納税に続き、定額給付金を寄付してくれというアナウンスをした。寄付された定額給付金は、小中学校でパソコンやデジカメといった機器購入に使われるらしい。一部では「定額給付金を配らずにそのまま使えば、事務費用を抑えられて良いのに」といった意見があったが、今回の定額給付金は一度必ず国民の手に渡らなければ、国庫に返金しなければならない。その為、定額給付金を府が使おうとするならば、府民(国民)が寄付するという手段しか無く、この方法は苦肉の策なのである。
しかし、橋下知事が偉いのはHOTな話題を、TVでコメンテータが出すような意見を実施に向けて調査をし、最善の方法で具体的に提示する。アイデアマンがいるのであろうが(たぶん、たかじんとか辛坊さんとかあの辺りだろうが)。感心のある事に対して的確なタイミングで(今回は第二次補正予算衆議院通過を狙って)マスコミに対して発信するという手法は、小泉純一郎がマスコミを利用して支持率を意図的に上げたよりもさらに上手である。さらに子供が笑顔になる府政という橋下知事のスローガンにもぴったりなのである。そして発言が過激な時もあるが、ブレル事は無い。今回、この記事を見て本当に脱帽した。
麻生総理も、かなり頑張ってはいるが、周りの人材に恵まれてない印象が強い。不足している人材はブレイン、アイデアマンがである。そしてマスコミ映りに対する対策を考える人もいない。その組織が出来てない為に、発言がぶれたり意志が弱いような印象を与えてしまっている。その点さえなんとかすれば良いのに。人に頼りすぎの選挙対策をするよりも組織作りをすべきだったんじゃないかと思うが、こうなってしまっては後の祭りである。
さて、先の定額給付金大阪府に寄付する話で事務所費用がもったいないという欠点があると書いたが、一つ利点がある。大阪府民ならずとも岡山県民でも東京都民でも定額給付金が配布されれば、大阪府に寄付することができる。まあ、自分の子供が関係のないところに寄付するのかという意見もあるが、それでも、それだけ橋下知事の発言はそれだけの「収益を産む」発言になった。
寄付をすれば免税対象になるはずなので、おいらもきっと寄付するだろう。