:攻殻機動隊SolidStateSoceity

テーマが重い。攻殻機動隊という性質上「特定少数の人による犯行を組織を持ってして解決する」という最低限の建前がある以上(2ndでそれを打破しようとして、失敗した)、人間の感情を排除した上で物語を進めないと行けない。監督もそれをわかってか、伏線上で感情も重要な一部であることをこちらに伝えてくる。最後の「行政システムとしての限界はここにあるのかもしれないな」っていう台詞。もし、それが覆されるようなことが起これば、SolidStateSoceityのようなシステムはすごいのかもしれないが、人間が人間として存在する意義がなくなる気がするな。そのあとは、Matrixのような世界になってしまうのだろう。
結局、生きることに一生懸命になって楽しむことが一番大事なんじゃないか。