:「やられた!」、と思った

大型液晶TVが売れてるらしい。一昔前なら、今のテレビの買い替え程度で収まっていた液晶テレビ。技術の向上で、テレビを買い替えるときに、ちょっと足せば一回り大きな液晶を買えるようになった。この「ちょっと背伸び価格」で「今までのブラウン管より大きなテレビ」を「今までのスペースにそのまま置ける」のが大きいんだろうなぁ。家電量販店でも、今までのブラウン管から液晶用に次々展示方法が変わってる。ブラウン管から大型液晶に変わると、もう迫力が違う。自分も欲しくなる。しかし、皮肉な事に大型液晶テレビは街の電気屋さんがよく売ってるらしい。売れる理由は、じいさんばあさんが相手だからだ。じいさんばあさん相手の商売で手取り足取りサポートしてくれるから。ちょっと高くても、その方が喜ばれると言うのが理由だそうだ。たしかに、これからこういう人が増えるのだから、街の電気屋さんはおいしい市場を持ってるというべきだろう。
そこまでは、今まで何度も報道された内容だった。おいらが「やられた!」とおもったのはこれではない。
そこの電気屋さんは、液晶テレビを売ってPSXも売ってたのだ!じいさん、ばあさんはPSXのヘタレっぷりを知る由もない。しかし、若干はまともになっているPSX。営業マンが「HDD+DVDレコーダって高いでしょお。宝の持ち腐れになる可能性もありますが、ビデオデッキの代わりとしては十分使えますよ。テープの整理しなくていいですから便利ですよ。それでこのPSXPS2のソフトが使えるんです。お孫さんきたときに、喜んでもらえますよ」って言っちゃえば勝ったも同然だ。じいさんばあさんは「そうだよねぇ。テープの整理めんどうだよなぁ。万が一使わなくても、孫がきたときにこれがあると喜んでくれる」とおもって「間違いなく」お買い上げだ。こういうのを商売というんだろうなぁ。すごいよ。
なんだろこれは。日本人のマーケティングがヘタってことなんだろうな。