:これすごいぞ。

「2082年には家族できっと火星に住むの」
JTの清涼飲料SENOBIの電車の中吊り広告のキャッチコピーなのだが、ぱっと見て「うわっ、すげっ」と直感的に思った。広告は親と娘の設定になっているであろう、男女が自信まんまんの余裕の表情で写っている写真とキャッチコピーが帯状に書かれているシンプルなものだ。それがまず良い。そして「2082年には家族できっと火星に住むの」のキャッチコピー。一見「あんた、バカ?」のノリがある。でもそんな罵倒も自信満々の表情が一蹴してくれる。ここまでは広告の完全勝利。ちなみに、2082年と言うのは次に火星大接近がある年らしい。
このキャッチコピー「家族」と「未来」と「希望」が含まれている。家庭崩壊が原因による子供の生活環境は黒いままだし、就職しない人たちに台頭される先の見えない世の中などなど。しかし、家族で未だ誰も信じられない火星に人が行くと言う事を「住むの」と言い切ってしまうのがカッコいい。暗い世の中の話を一蹴する広告だ。久しぶりにキャッチコピーで感動しました。