:今日の笑っていいとも。

今日の笑っていいとものタモリはファインプレーを犯した。
笑っていいともの前に、赤塚不二夫の弔辞を読んだにもかかわらず、いつもと同じテンポで番組を進めていた。弔辞を読んだあとなんてとても思えなかった。そしてもう1つ、タモリなりの「表現」をした。ローテンションでタイトルコールをした。バラエティ番組にあるまじきテンションのタイトルコールをしたのだ。故人を思う気持ちの表現として黒い服を着ることもある。黒い服が着れないけれども、サッカーや野球でさえ、喪に服す時は黒リボンを袖につけてプレイをする。服ではなくても「アクセサリ」を通じて気持ちの表現をする。そういった意味で、今日の笑っていいともはリボンでもつけるかもしれないとは思っていた。しかし「人を笑わせる」番組なのに、服どころかアクセサリを通じて表現する事すら許されないような気はしていた。タモリがどうするのかなぁとは思ってた。
彼は一番彼らしい方法。タイトルコールですべてを表現した。声で表現した。
タモリ。流石である。