:憎き箕面グリーンロード

このトンネルの工事を始めた頃から、この周辺の山の環境が激変している。今まで動物出没しなかったような付近に、猿や猪やアライグマが頻繁に出没し始めた。彼らがなにもしなければ問題はないのだが、人間が手をかけて育てている物に手を出しているのである。行政は無関係だと言い張るだろうが、そういうのは無関係じゃないと言いたい。3年ほど前、白骨温泉に温泉のもとが入ってると大問題になった。しかし、さだまさし著「本気で言いたい事がある」には、「安房トンネルが原因としか言いようがない」と書いてある。安房トンネルの工事によって地層が微妙に変化し、地層を通って白く濁る温泉の脈が変わったと推測されるそうだ。安房トンネルが出来て喜ぶ人も居るだろうが、それを利用してくるはずの観光客が来なくなったら元も子もない。箕面グリーンロードも工事を始めた頃から、おかしくなりはじめたといいうことは、猿や猪やアライグマがトンネル工事の轟音にストレスもしくは怯えたため、逃げてきたと推測できる。別に、そう言う物をつくって経済を発展させようと考える事には反対ではない。そうして、山を今まで管理していた人間をやる気をなくさせ、山が荒れてしまう事をどう考えるのだろうか。
これを小さい事と考えるなら、日本の食料自給率はいつまでたっても改善されないだろう。