:今そこにある変化

次世代DVDが起爆しない5つの理由
1.音楽DVDが全く普及していない事を気がつかなかった事
DVDが次世代DVDになって、映像で全く同じことが起こっている。


2.新し物好きでも、DVDの下落っぷりには引いた
最初10万円もするドライブやら、一枚1000円もするメディアが、今となっては、本体は1/15、メディアは1/20。誰もが二の舞を踏む物かと思っているはずだ。


3.DVDの規格の乱立
パソコンオタクといわれるオイラでも、さっぱりわからない。CDRWとCDRの区別すらつかない人たちにとっては、訳の分からない世界だ。もう規格の乱立にはみんな飽きた


4.HD対応のモニタをアーリアダプタが持ってない
一個買って幸せになれるなら買う。しかし、あれもこれもそろえなければならないとなると、誰も近寄らない。だって、それより楽しい物はたくさん転がっている。


5.だってWii欲しいんだもん
もはや、BDやHDDVDの敵は、お互いではなく、携帯やWiiやDSなのである。様々な物が世の中に出回るようになって、消費者は自分の持っているお金を最大限活用しようと考える。その結果、お金の使い方を考えるようになり、とても賢くなっている。つまり、次世代とか未来と言ったキャッチフレーズだけでは消費者は見向きもしない。そんな消費者にどうやってお金を使わせるか。緻密にいろんな「対費用効果」を考える消費者にとって「無駄遣い」と言う言葉は「裕福なフレーズ」として響くようになる。そして「無駄遣い」をする瞬間をとてもハッピーな瞬間ととらえるようになる。つまり、消費者に物を買わせるという感覚ではなく、ハッピー商品を売ると言う事は間違いなさそうだ。そんなハッピー商品にお金を使わせる事を考えた場合、つまりは「無駄使い」をさせるためには、消費者にエクスピリエンスを提供するしかない。そうすれば、賢くなった消費者でも、未知へのハッピーに対して無駄使いをする。賢くなっているのに無駄遣いをするのはあり得ないと思われるかもしれないが、絶対に存在する。人間は愚かな生き物だから、愚かに生きる事には慣れている。


ユーザー体験を全く無視している、BDやHDDVDは登場前から全くダメなのである。